<お料理しましょv> 6 (小雪様)

 

「ふえっくし!!うう〜・・・風邪をひいてしまった・・・;」

蔵馬はふらふらしながら森を歩いていた。
辺りは真っ暗で、時々気の根っこに躓いたりもしながら、あてもなく彷徨っていた。

「ん・・・あれは・・・」

大きな大木に、月明かりに照らされた影が映っている・・・

「このとんがりぐあいにせのたかさは・・・まさか・・・・!?!?」

だっ!!
がっ(躓いた)
ごっっっっ

「いったぁーーーーーーーー!!!」

思いっきり頭を打ち付けた蔵馬・・・じんじんする痛みに涙をにじませる・・・

「だれだ!?」
「うう〜飛影〜〜」
「!?」

 

ぱちっ

「はっ!ここは・・・」
「目が覚めましたか?」
「!?!?俺!?!?!?」
「くすくす・・・俺も最初は未来の俺かなーとか思ってたよ。でもこの人の話からすると、違うみたい・・・」
「ふん。」
「ひっ飛影!?!?とシマネキ草!!」
「これって草なの?木・・じゃなくて?」

秀一と森の影の正体・飛影(とびかげと読む)の話を聞いて、蔵馬と飛影(ひ)は互いの事情をしった。

「やだな〜飛影ったら〜。ご飯ご馳走になったんだ?ありがとうございます、みなさん!」
「お前の餃子(?)とは比べ物にならないくらいうまかった・・・」
「なにぃ?」

「・・・ところで・・・」

飛影(と)が口をはさんだ。

「秀一、お前なんでこんな奴を家の中に入れた・・・」
「だってこまってたんですもの、放って置けませんよ。」
「ふん、いつか命取りになるぞ。この男がもしあやしいやつだたらどうするんだ。」

・・・からだから木が生えている人は、じゅうぶんあやしいと思います。
よいこの皆さんは、このような人を見かけても家に上げないように・・

 

「だって!このひとったら(ひえい)死にそうな顔してたから・・

「でたーーーーーーーーーーー!!!」

ぽっ

・・・シマネキ草レベルアップのテーマ、久々に登場・・・

「す、すごいすごい!木が大きくなったよ!!」
「お、おい・・・!天井突き抜け・・・ってなんか限りなくのびてくし!!」
「えええ!?どーいうこと!?ひえいどおしてくれるのぉ!」
「お前が悪いんだろがー!!!(怒)」

「あ、おばあさん・・」

老夫婦登場。

「おお・・・これは夢にまで見た天へと続く大木・・・じいさんや・・・これでわしらも安心して・・・」
「わーわーわー!!ちょっとまて!まだいくなばーさん!!」
「はて?」

老夫婦を寝かせて、四人は緊急ミーティング開始!

蔵「取り合えずからせないと・・」
秀「枯葉剤は?」
ひ「・・・こいつ・・・蔵馬と同じこといってやがる・・・・;」
と「ふん。なんだかしらないが俺は寝るぞ。」
秀「とびかげっ!!」
蔵「ああ!!!」
ひ「な、なんだ・・・」
秀「何かイイ方法でも?」
蔵「目には目を、とんかつにはからしを!(用法間違い)死ねの対義語って、なーんだ★」

「死ねの反対は・・・・・生きろ?」

しゅうううう・・・・

「って、えええええええええええええ!?!?!?!」
「うわあ!今までのびつづけていた木が、さっきのサイズに戻ったぁ!」
「嘘だろオイ・・・」

「よぉーし★それじゃあ「生きろ!お前は美しい!!」
「何そのキャッチフレーズ!!!(ー□ー;)」

しゅう・・・・・

「生きろ〜」
「生きろ〜」
「はぁ〜〜〜〜〜銀@っ!じゃなくて生きろ!!!」

・・・細かい突っ込みはなしにして下さい。

3人は飛影(ひ)をかこんで、「生きろ」を叫びつづけた・・・

そしてとうとう・・・

ちゃらっちゃっちゃっちゃー・・・ちゃらっちゃっちゃっちゃー・・・
さぁとうとうシマネキ草を退化させる方法をしった蔵馬(と飛影と秀一ととびかげ)!飛影は命に別条は無いのか!?
次回!お料理しましょv
生きろ×シマネキ×最終回?
お楽しみにっ! ちゃらっちゃ!