<食い倒れ〜!!!> 6  (小雪様)

 

〜五軒目〜

 

「く・・・・ふらふらする・・・・ん・・・あ?」
「はっ!!俺たち・・・・げ・・・吐きそう・・・・;」
「やっと起きましたか。」

「蔵馬!!」
「酎の店は・・・」
「俺が催眠術で貴方達を操って」

「「「(怖!!)」」」

「・・・サインしておきました。」
「は・・・なんの・・・・?」
「お店の修理代。アレじゃ酎がかわいそうですよ。すごい有様だったんだから。」

蔵馬はそう言うと手元にあった「請求書」をぴらりと見せた

「俺らが・・・払うのか・・・」
「自業自得。」
「学生さんには金が無い・・」

「自業自得。」
「俺は金なんぞ持ってない。」
「自業自得。」

「「「はぁ〜;;」」」

三人は机に突っ伏した。頭からアルコールがふしゅ〜と抜けていく感じで。

「それよりお前は何で平気な顔してんだ?」
「え?お酒は飲んでも飲まれるなってね。」
「は・・・・?」
「ビール
年分は俺が頂きましたv」
「「「はぁ〜〜〜〜〜〜!?」」」

「何をそんなに驚いてるんですかねぇ。」
「おま・・・おま・・・・・おまっ・・・・・・・・・・・・・・」
「なんでしょう?」
「イヤ・・いい・・・・お前がああだって事は、前もって分かってたから・・・」
「そうv」
「・・・・・・」

「お前の胃袋は一体・・・・」

「宇宙ですよ。」

「・・・・・・・・。」

「さっきから気になってたんだが、ココ何処だ?」

桑原の歯は何時の間にか元どおり。それもこれもくらまのおかげである。

「ここはねぇ・・」

「はいはーいっ♪メニュゥお持ちしましたぁっvv」
「さぁさぁ歯も無事復活した桑原選手!一体どう出るというのか!!」
「メディカルチェックは有料ですわよv」

「・・・・・・カルト?」

「おおっと!飛影選手がめにゅうを持った!そしてひらいたぁぁ!カウント入りまーっす!!ワーン!ツーゥ!!」

これは実況でお馴染み、コトである

「お持ち帰りはぁ、生物ですのでぇ、お早めにぃv」

何故かぶりぶりなのは田舎出身のジュリである。

「あらあら・・貴方の包帯、ボロボロね・・・」

なーんて言ってるのはルカである。

「こ、こんな店があったとは・・・」
「やだなぁユースケ。ココは穴場なんですよ?地元の人ならそのくらい知っておかなきゃ。」

「俺、魚の尻尾・・・。」
「あ、俺も頼むーv」
「ま、まともな物なんだろうな・・・」

ぱら

「こ、このメニューは!?!?」