<食い倒れ 復活版。(笑)> 4 (小雪様)
〜三軒目〜
「陣、鈴木と来たらもう後々は予想がつくな・・・・」
「ふっふっふ、どう予想したかは分かりませんが、次は今までとレヴェルが違いますよ・・・」
「・・・?」
「さ、つきましたよv」
「な・・・・!?」
看板に記された言葉。
「氷点下地獄」
「ああやっぱり・・・・トウヤだな・・・・」
「あたりー!」
「・・てか何の店だよ・・・・」
「入ってみなくては分かりませんよ♪さ、レッツGOイーティング!」
ドアを開けたのはもちろん蔵馬。
なぜかって?それは・・・
ガチャ
ヒョオオオオオオオオオオオオ・・・・
蔵馬は引きドアなので、ちゃっかり後ろに隠れて防寒具を身につけていた。
いそいそ・・・・
バタン!!!!
「さぶっ!!!!」
「これじゃあ中に入れねー・・・」
「てか商店街にこんなトコあっていいのか・・・?」
「ふん、お前らは何の準備もしてこなかったのか・・・・・・馬鹿なやつらだ。」
「な・・・飛影、蔵馬も!お前らいつの間にお揃いの白くまきぐるみ着たんだよ!!」
「まぁまぁ。防寒具はレンタルしてますから、とりあえず中に・・・」 「中でレンタルしてんのか・・・?外じゃないのか・・・?」
その時。
がちゃ
「ひやかしはお断りだ・・・・ン?」
「とうや!!!ドドドドア閉めろ!早く!早く!!!!」 「そんな事言わないで、中には入れよ。久しぶりじゃないか、ユウスケ♪」
ずりずりずり・・・
「うあああああ!!!!」
ユウスケと桑原は、レンタルで「北極ペンギンさん 男性用」を借りることに。
「・・・レンタルが一着10万・・・?」
「特別にサービスして、1万にしてやろう。」
「あ、トウヤ、これあるから(^^)」
蔵馬が見せたのは商店街買い物無料券。
「おおそうか。そういうことならば・・・」
「じつは・・・」
カクカクシカジカ。
蔵馬はトウヤに今までの食い倒れの話をした。
「じゃあ家は3軒目って事か!ふっ、行くぞ!」
トウヤはメニューを繰り出した!
「くっ・・・俺は釘が打てるバナナ!!!」
「ちぃっ・・・俺は大仏の頭並みに硬い納豆!!」 「(サラサラサラ・・・)おい、ペンギン1号・・・じゃない、ユウスケと桑原は注文しないのか?」
「な・・・;」
「んなこといったって・・・・」
〜めにゅうの一部分〜
・釘が打てるバナナ
・大仏の頭並みに硬い納豆
・卵シャーベット(カラ付きなのでご注意ください)
・五年前の人参(冷凍保存してありますので、品質上問題はありません。)
・スペシャルパフェ(氷の彫刻としてもお楽しみいただけます)
・フローズンすぎるヨーグルト ・・等。
「ななな・・・食えるもんねーし・・・」
「浦飯・・・俺は食うぜ・・・・この中で最もマシなフローズンすぎるヨーグルト!!!」
「く、桑原!?」
「ユウスケ、早く!」
「いらんのか!?」
「・・・俺、お冷でいい・・・・」
「そうか。(サラリ)では作ってくるぞ!」
トウヤ立ち去る。
「な・・・」
「すっげー予想つくよな・・・料理・・・」
桑原と幽助はぞぞぞととりはだを立てるが。
「俺、バナナお持ち帰りも頼もうかな。」
「ムクロに土産でも買っていってやるか・・」
「じゃあドライアイスも頼んで・・・持ち歩くのめんどくさいからやっぱいーや。俺」
「じゃあ俺もいい。」
蔵馬と飛影はこんな事を語っていた。
「お前ら・・・」
「あ、次何処行くか、決めておかなくちゃ☆」
「げ・・・」
「で〜け〜たぁ〜♪」
「はやっ!!!」
・・・たいした料理物はないと思います。
「えっとまず・・・ヨーグルトから♪」
「げっ俺かよ!!!」
コトッ
「うっ・・・」
「こ、これは・・・」
テーブルに出されたのは、ロックアイス(デカイ)のなかに、ヨーグルトとスプーンが氷結されている・・・
「飾り物みたいで綺麗ですねv」
「食うのがもったいないな。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・がんばれ・・・・。」
「くそー!やけくそじゃあー!!!」
桑原は氷に勢いよくかじりついた。
ガッ!!!
パキッ
「イデッ!!!!」
「ど、どうした桑原・・・!!」
「歯・・・歯・・・が・・・・」
桑原の歯は見事にかけていた。
「うは!やべーよおまえ!!」
「あーあー。前歯が欠けちゃおしまいだー。」
「おしまいだー。」
「お前らのん気な事いってんじゃねえ!!オ、オイ・・・」
「雪・・・菜さん・・・(カクッ)」
「な!歯が欠けたぐらいで気絶すんなくわばらー!!」
「くわばらくわばら。」
「なむなむ。」
「オイー!!!」
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