<イキテルリユウ> 4
「つ・・・着いた・・・?」
「み・・・みたい・・・だな・・・」
ものすごく疲れた様子の、幽助・桑原・鈴駒・酎・陣。
何があったかはほっといて・・・。
ようやく、敵の本拠地にたどり着いた幽助達。
その建物からは、物々しい妖気が漂っている。
一体、この後どんな戦いが、彼等を待っているのだろうか・・・。
「あれ? 入り口が4つある。どこいくんだ?」
不思議そうに入り口を見つめる鈴駒。
その入り口は,建物の中心に向かって伸びていた。
みんな何かを考えている様子(疲れている者と、疲れていないものでは考えていることが違う様子)。
「・・・『四聖門』・・・・」
「・・・・・へ・・・・・・・?」
開いた口がふさがらない約4名。
まぁ、しょうがないか。
「し・・・・せいもん・・・???」
「あ・・・あぁ。『四聖門』っていうのは・・・・」
慌てて説明する蔵馬。
説明の内容は大体『4つの入り口には朱雀・青龍・百虎・玄武・の神がいる。
それぞれの道には違う試練がある』と言うような内容だった。
「し・・・れん・・・?」
「あぁ・・・(やっぱり・・・朱雀の門が一番きつい試練だろう・・・。逆に玄武の門が一番楽・・・)」
一人考える蔵馬。
近くにはよく説明がわかっていない者達がうじゃうじゃ。
「・・・どーゆー意味だ・・・・?」
「だから4つの道は違うんだよ・・・」
「何がだべ?」
「さぁ・・・・」
「う〜ん・・・」
悩む者達。
他のことで悩む者。
何も考えていない者達。
様々な思いをめぐらせる――
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