【怒りの鉄拳!】
≪暗黒武術会、幽助、桑原、蔵馬、飛影、覆面戦士が
メンバーとして参加。そしてついて来た蔵馬の恋人、 が補欠。
現在、魔性使いチームとの対戦。蔵馬が先鋒、次鋒の
相手を倒すが、そのダメージは大きく第3試合を前に動く力すら
残っていなかった・・・≫
爆「おらああっ!」
(爆拳、蔵馬の身体を殴る)
幽「やめろっ!!」
ヒロイン「・・・あの野郎・・・っ」
吏将「この試合、もらったな。」
陣「ふっ・・・」
(爆拳、蔵馬を殴り続ける)
爆「おらあっ!はあっ!!」
小兎「あ・・・・」
爆「ふふふ・・・」
(小兎、爆拳の前に立つ)
小「ス、ストップ!これ以上続けると
蔵馬選手の命に関わります!カウントをとります!」
爆「司会は黙ってろ!」
(爆拳、小兎を殴り飛ばす)
爆「命を奪うためにやってんだよ!」
(爆拳、倒れた蔵馬の胸ぐらをつかむ)
爆「とどめだ・・・顔面グスグスにしてやるぜ!」
幽「ヤロオ・・・・ッ」
爆「うおりゃああああああっ!」
吏「やめろ爆拳!」
(爆拳静止、吏将が止める)
爆「なんだと?」
吏「止めろと言ってるんだ。」
爆「吏将、何故止める!?」
吏「殴ればお前はやられていた。
後ろを見ろ。」
爆「何・・・?」
(爆拳の後ろで、幽助が霊丸の構え、 も攻撃態勢。)
吏「ヤツらは本気だ。大会ルールを無視して
この会場の妖怪全てを相手にすることになっても攻撃しただろう。
我々の目的は勝ち残る事だ。無駄な殺し合いをする必要はない。」
爆「けっ、甘いぜ吏将。凍矢も画魔も陣もだ。
邪魔なヤツは皆殺せばいいんだよ!」
(爆拳、幽助の睨みつけにひるむ)
爆「うっ・・・まあいい、こいつは返してやる!」
(爆拳、蔵馬をほおり投げる)
ヒ「あっ!」
( 、蔵馬を受け止める)
ヒ「蔵馬・・・っ」
幽「蔵馬っ、大丈夫か!?」
小「蔵馬選手、戦闘不能とみなし、爆拳選手の勝ちとします!」
(大画面に勝敗が表示される)
幽「蔵馬・・・」
(幽助、蔵馬を抱きかかえ、闘技場にもたれさせる)
幽「・・・・・っ」
(幽助、怒りのままに爆拳を睨みつける)
爆「何だその目は?そんな目で俺が怯むとでも思ってんのか?
俺を誰だと思ってやがるんだ!!」
幽「・・・そんなに早く死にてーのか?
なら望み通りに殺してやるぜ!」
ヒ「まて、幽助。」
(その瞬間、幽助の肩に手が置かれる)
幽「!?」
ヒ「私に、いかせて・・・」
幽「なっ?」
爆「ん?」
ぼたん「ええっ!?」
桑「なに・・・?」
豚尻「なんだと!?」
幽「 ・・・?」
ヒ「あんたは、後の試合のために、その怒りを残しておいた方がいい・・・
だから、あいつは私がやる・・・」
幽「む、むちゃ言うなよ。第一オメーはメンバーじゃねーから
出ようにも出れねーんじゃ・・・」
アナウンス≪大会本部より命令です。異例は認めません。第4試合は
浦飯選手vs爆拳選手で始めます。≫
( 、大会本部を睨みつける)
ヒ「こっちは貴様らの陰謀で連戦させられてるあげく
選手を3人もとられているんだ。そして、何より許せないのは
さっきの試合の交代不正・・・
もしもまだごちゃごちゃとぬかす様なら、貴様らから先に、殺す・・・・」
幽「・・・ ・・・・・」
(幽助と会場内の全員、 の霊気に寒気を感じる)
豚「くっ・・・まあいいだろう。どうせあんな小娘に
爆拳が殺せるはずはない。」
ア≪大会本部よりお知らせです。 選手の異例を
第4試合のみ認めます。 選手は、リングへ上がって下さい。≫
幽「・・・頼んだぜ。」
ヒ「まかせて。あいつだけはぶっ殺す。」
幽「いっ・・・」
幽(ってこーゆーキャラだっけ・・・?)
( 、リングへ上がり、爆拳をすごい形相で睨みつける)
爆「へへへ・・・生意気な目だぜ。だが、
俺に挑戦したのが運の尽きだ。」
ヒ「御託はいい・・・さっさとかかってきな。」
小「第4試合、 対爆拳、始め!!」
爆「よし、冥土の土産に俺様の奥義を見せてやろう。
・・・・・・・・うおおおおおおおっ!」
(爆拳、身体から汗を出し、力をいれ始める)
小「なっなんでしょうか!?爆拳選手の身体から
大量の汗が出てきています!」
幽「なんだありゃっ!?」
爆「ぬおおおあおぁぁおぉお!」
ヒ「・・・・・・」
爆「修羅忍術、白煙の霧!」
(あたり一面霧に包まれ、真っ白になる)
幽「こっ、これは!?」
小「な、なんと爆拳選手、大量の汗を霧に変え
身を隠しました!いまや場内全体が霧の中!!
これでは 選手、相手がどこから攻撃してくるか分からない!!」
ヒ「・・・・」
爆「ふふふ・・・貴様も霧使い縛拳様の手によって
蔵馬同様サンドバックになる運命よ!」
幽「くっ、この霧じゃ何も見えねえ! は大丈夫なのか!?」
(爆拳、 に攻撃を始める)
爆「うらああああっ!」
ヒ「・・・・ふっ」
パシッ
爆「なっなに!?」
( 、爆拳のパンチを片手で受け止める)
ヒ「こんなしけたパンチで、私や蔵馬を殺そうとしたの・・・?
バカバカしくて泣けてくるわ・・・」
爆「きっ、貴様何故俺の居場所が分かった!?」
ヒ「こんな汗臭い霧で、貴様の薄汚い妖気が隠せるはずがない・・・
もう少し修行でも積んでから挑戦する事ね・・・・」
爆「だ、黙れ!たかが一度止めたくらいでいい気になるなよ!」
ヒ「そうね・・・このまま貴様を殺してもいいが、それじゃ私の仲間は
ストレスがたまるわ・・・・死に場所を咲かせてやるか・・・」
爆「ふん、仲間の目の前で俺を殺そうとでも言うのか。
それこそ馬鹿げてるぜ!どうせ貴様にこの霧は消せまい!!」
ヒ「・・・・・・」
ゴオオオッ
(場内に風が巻き起こり、霧が散り始める)
幽「なっ、なんだこれは!?」
小「ど、どうしたことでしょう!突然風が巻き起こり
爆拳選手の霧があっという間に散ってしまいました!
しかし、これは一体・・・・?」
幽「これは風じゃねえ・・・・まさか霊気!?」
桑「き、気を放出しただけで、あの霧を・・・」
ぼ「 ちゃんが・・・こんなすごい霊気をもっていたなんて・・・」
飛影「ふん、多少はできるようだな・・・」
覆面「まさか霊気で霧を散らしてしまうとはな・・・」
爆「な・・・貴様・・・・」
ヒ「死に場所はつくってやった・・・さあ、覚悟しな!」
ボキッ
( 、止めていた爆拳の拳を握りつぶす)
爆「うぎゃあああっ!!」
小「な、なんと
選手、爆拳選手の拳を
片手で砕いた模様です!あの細腕からは
想像できない破壊力ですっ!!」
幽「す、すっげえ・・・か、完全に怒ってる証拠だぜ・・・」
ヒ「どうした。拳を砕かれただけで降参か?」
爆「ま、待ってくれ。腕の骨もどうにかなっちまった・・・
も、もう戦えねえよぉ・・・・」
ヒ「ずいぶん泣き言を言うんだな。気の毒だが、
私は物分りが良くない。自分が気に入らないヤツは
何が何でも叩き潰す!」
爆「あ・・・お、俺が悪かった!許してくれ!!あんたには
勝てねえよ!!」
ヒ「・・・人の話を聞いてなかったのか?気に入らないヤツは
叩き潰すって言っただろうが!!」
爆「あっあひいいっ!!」
ドコッ
( のパンチが爆拳のミゾオチに炸裂)
爆「ぐああぁ・・・・」
ヒ「はあっ!!」
ドッバキッボキッドドドドドッグシャッメキボキッ
メシャッドンッドキャッゴキッバキバキッ
幽「こ、怖え・・・・」
小「あ・・・・あ・・・(絶句)」
(それから数十分、 は爆拳を殴り続けた)
「・・・・・・・・・・・・(会場全員絶句)」
ヒ「これで最後にしてやるわ・・・」
ドーーッン
(アッパーで爆拳をぶっ飛ばす)
幽「ア、アッパー・・・・」
ドゴオッ
(爆拳、観客席に潰れる。
その姿はもはや原形を残しておらず、
顔は口の位置も目の位置も分からなかった。)
陣「へへっ、やるねえ!」
小「ば、爆拳選手場外!カウントを・・・」
ヒ「無駄よ・・・体中の骨という骨を砕いた。
生きてるはずがないわ。」
小「あ、やっぱりそうですか・・・
えー爆権選手戦闘不能とみなし、 選手の勝利です!」
観客「ふざけんなこの野郎!」
観「そうだぜ!大体その女はメンバーじゃねえ!無効だ無効!」
( 、鋭い視線で観客を睨む。観客怯む)
ヒ「死にたいなら、相手をしてやってもいいが・・・・」
(観客、生唾を飲み静まる
そして 、戻る)
ヒ「蔵馬っ大丈夫?」
(蔵馬、目を開ける)
蔵「ああ、なんとかね。しかし驚いたな。
あれほど が怒るなんて・・・」
ヒ「怒るわよ!ケガは!大丈夫!?」
蔵「ケガよりも、自分で植えたシマネキ草がやっかいだな。
魔界の植物だけに枯らすのに時間がかかる・・・」
ヒ「蔵馬・・・」
蔵「はは、まさに自分でまいた種だけどね。」
ヒ「ふふっ、なんにせよ、蔵馬が無事で本当に良かったわ・・・」
幽「しっかし
、お前怖いぞ!」
ヒ「ん?」
幽「だってよー、口調まで変わってるし、
なんか じゃねえっつうか・・・」
ヒ「あはは、マジ切れしてたからね!
だけどあの汗バカだけは殺しても殺したりないわ・・・」
幽(マ、マジだ・・・)
蔵(本気で言ってるんだ・・・)
(幽助、蔵馬、本気でビビる)
ヒ「ま、とにかく次は幽助に頑張ってもはないとね!」
幽「おっ、おう!まかせとけ!」
蔵「幽助、油断だけはするなよ・・・
前の3人は出てくる順番も強さもバラバラだったが
残る2人は、確実に大将クラスだ・・・」
(画魔→けっこー強い、凍矢→かなり強い、爆拳→バカ)
幽「ああ、相手がどんなヤツだろうが負ける気はしねー。」
ヒ「頼もしいわね。」
幽「んな事より蔵馬、オメーはゆっくり休んでろよ!
、蔵馬を頼むぜ!」
ヒ「うんっ!頑張って!」
《こうして試合は、幽助vs陣へと突入していった。》
end