<イキテルリユウ> 10
敵の本拠地に乗り込んだ蔵馬達。今は戸愚呂・仙水・雷禅のクローン人間と戦っている・・・。 「(くそ・・・このままじゃやられる・・・)」 皆がそう思ってきたとき,蔵馬が叫んだ。
「逃げてばかりじゃ勝てない! 攻撃するんだ!」 彼らは驚いた・・・。こんな状況で戦えと言う蔵馬・・・。 「霊丸!」 みんなの攻撃が,戸愚呂達のクローン人間に当たる。クローン人間は一瞬にして消え去った。
「・・・この3人をたした強さ・・・だって言ってたよな・・・コエンマ・・・」 桑原の突っ込み。みんな納得。 「・・・これで人間界が救われたのか?」
その瞬間,またとてつもなく強い妖気が・・・・。 「・・・嫌な雰囲気だぜ・・・」 蔵馬が,みんなに聞こえるように叫ぶ。皆がいっせいに上を見上げる。 「・・・何か・・・降りてくる・・・?」 皆,一瞬固まって・・・
「なんか落ちてきてるんだァァァァ!!!!」 慌てて逃げる。いや,それは無駄だった。その落ちてきている物は,大量だったから・・・。
「いででででっ!」 その落ちてきているものは,まさしく栗,だった。と言っても,見た目だけだが・・・。 「いて〜! 棘が刺さる!」 その辺飛び回ってうごめく(?)桑原。 「バカ! もう刺さってるだろ! いてててっ!」 幽助のツッコミ。 「栗は,うぉっ! イガだろ! いででいでででっ!」 酎のツッコミ。 「そんなこたどうでもいいだろ」 凍矢の冷静なツッコミ。冷静に栗らしき物体をなるべく避けている。
「何馬鹿な事やってるんだ! これは・・・!」 蔵馬が栗らしき物体を避けながら叫んでいる。
「いでででででででで!!!!!!」 みんな騒ぎまくってるからだった・・・・。
「騒ぐな!!!!!!」 |