第一部 〜 冒険序章 〜

 

迷宮で皆が来るのを待っている桑原

桑:おせーな早くこいよ〜

 

足音が聞こえてくる

陣:うわあ 真っ暗だなあ
  オラ けっこう暗いのには慣れてるのになー

蔵:力や霊力(及び妖力)だけじゃなくその他の能力まで
  人間の一般人並に抑えられているみたいだからでしょうかね

 

桑:よ! 遅いじゃねえかよ
蔵:ちょっと打ち合わせしてましたから
幽:暗くて怖かったのか
(ニヤニヤ)
桑:ちげーわ! ( ちょっと当たってます )

コ:うーむ 何時来ても暗くて不気味な所じゃな
桑:お?! てめーもここに来たことあんのか!
飛:ほう てっきり安全な酒場にずっとすっこんでいたのかと思ったぞ

コ:し、失礼な、わしだって一応は自分で行くことが出来る所は行ってみたわい!
酎:へー けっこう度胸あんじゃんか

蔵:で、来てみたら 暗くて怖くて静か過ぎて薄気味悪かったんで
  すぐに逃げ帰ったんですね?
コ:
Σ ま、まさか わしがそんなに臆病にみえるか―――!!
  ただ一人では危険そうだったからで 別に逃げ帰ったわけでは…
桑:
( なんだやっぱ逃げ帰ったのか )

 

 

 

蔵:それでは ここで一度お別れですね
陣:じゃーな!
幽:おう!死ぬなよ!
凍:次に落ち合う場所は酒場だな

 

酎:どうだ どっちが先に酒場へ帰れるか競争しねーか?
陣:おー、いいな!!
凍:酎、乗り易いんだから煽るな…

蔵:競争は構いませんが勝手な行動は慎んでくださいよ
幽:わーってるよ!
酎:心配スンなって

 

駒:オイラがついてるからその点は大丈夫だよ
酎:
( ガコン!) ガキにお守りされる筋合いはねーよ!!
駒:って〜〜〜 なんだよ酎だって今じゃガキのくせに…
酎:やっかまし〜〜〜!!

( ドコ スカ ドコ スカ ) 《喧嘩中》

凍:やめないか二人とも!!(この先大丈夫か…このメンバー…)《溜息》

 

死:足引っ張るなよ 失敗面
桑:ヘンだ!その言葉そっくりそのままお返しするぜ!!
  てめーこそ戦闘中にそこらに転がって踏み潰されねーように気をつけな
  ヌイグルミ!
死:〜〜〜
()黙って聞いてればしゃあしゃあと!!
  抜け!!!この場で二度とその軽口たたけんようにしてやるわ!!

 

鈴:こら!死々若! めっ!!(死々若を摘み上げる)
蔵:もう喧嘩はいい加減にしてください《溜息》
鈴:まあ 大変だろうが何とかがんばってくれ
蔵:どうも、ご親切に
(後でパーティメンバー組み変えよう…)

死:(ボソ)鈴木に言われたらおしまいだ…
  
(ドカ!)
  
痛ッ! 何をする!

鈴:おおっと 手が滑った

 

幻海(以下幻):やれやれ…