<蔵馬さんとの出会い>

 

管理人・璃尾が、蔵馬さんに出会ったのは、もう随分前のこと……
最も、リアルタイムの放映で、ではありませんが。

ここでは、私が蔵馬さんと出会った時のことを少しだけ解説しています。

 

<「幽☆遊☆白書」と知らず、出会った瞬間…>

初めて「幽☆遊☆白書」というものを見たのは、まだ小学生の頃でした。

とはいっても、当時はそれと知らなかったのですが……。

初めて見たのは、他のテレビを見ていて、
たまたまCMになってチャンネルを適当に換えていたときのこと。

「1週間!?事件解決まで1週間の猶予しかないんですか!?どうして!?」

という言葉を和服の女の子が叫んでいたのが、始まりでした。
つまり、最初の最初に聞いた「幽☆遊☆白書」の台詞は、
蔵馬さんでもなく、主人公でもなく、ぼたんさんだったのです(微妙…かな?彼女も好きだけど)

そして彼女の問いかけに対して、正面にいた子供(むろんコエンマさまですが)が一言。

「1週間経つと…親父が出張から帰ってくる…」
「え、閻魔大王様が…?」

おしゃぶりをした小さな子供と和服の女の子が顔をひきつらせながら、そう言っていました。
バックにはやけに怖い顔をした、おじさんがデデーンっと……。
子供ながらに怖かったことを覚えています(笑)

「それどころじゃない!親父が怒ったら人間界にまでとばっちりがいくぞ!」
「そんな身勝手な…」
「地震なら関東大震災クラス…もしかしたら富士山の爆発だってありうるぞ」

何だかとんでもないお父さんなんだなと、思わずため息…。

でも何で阪神淡路大震災ではなく、大正時代の関東大震災という随分前の地震なんだろうと、
当時は不思議に思ってました。
実はそれを見た時、既に再放送で、リアルタイムで放映されてた時にはまだ、
阪神淡路大震災は起こってなかったんですね。

阪神淡路大震災が起こったのは1995年の1月。
幽☆遊☆白書のリアルタイム放映期間は1992年10月〜1995年1月。
更に漫画が描かれたのはアニメよりずっと前だから…。
リアルタイムでないと分かりにくい一件でした。

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お二人方とも随分と焦っていて、一体どういう事件だったんだろうと思いつつ、
そろそろCMが終わっただろうと、チャンネルをもどし、
それきりそのアニメは忘れていました。

つまり、この時点では蔵馬さんの存在は、影も形も全く知りませんでした……。

 

<大して意味のない二回目…>

次に見たのが、それから随分経ったある日。

またしても、たまたまCM中にテレビのチャンネルを換えていたら(こんなのばっか…)、
もう魔界の境界トンネル事件のところまで行っていました。

しかし、その時は瞬時に換えてしまったため、あまり記憶はありません。
コエンマさましか見ませんでした。
むろん、彼だとは知らず、前見た子供と同一人物だとも知りませんでした。

入魔洞窟を走っていたけれど、途中で蔵馬さんが目印に残したアカル草が途切れてしまったため、
自力で進む道を探した…というシーンだけでした。

その後は全く見ていないので、この時もまた、蔵馬さんのお顔を拝見することはありませんでした……。

 

<蔵馬さんの存在を知った瞬間は…>

でもって三回目に幽白に接したのは、姉にその存在を聞いたときのこと。

ここで初めて私は「蔵馬さん」という人のことを知ったのですが。

で、その内容は、
「女の子に間違われたことに苛ついていたところに、女子校へ来いと言われたので、女装していくのか?と聞いた」
……というものでした(※コミック19巻参照)

姉も自分が見たわけではなく、友人伝に聞いただけらしいんで、詳しいことは聞けませんでした。
ただ女っぽい顔で、紅いロングヘアで…ということくらい。
狐の妖怪で、本業は盗賊であること、何千年も生きてること。
今は人間界で暮らしているetc……という、簡単なプロフィールさえ知りませんでした。

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たったそれだけのことだったんですが……。

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顔も知らないのに、心惹かれていました。
どういうわけか、ものすごく興味が引かれて。

でも当時は小遣い月700円。
うち410円が毎月少女雑誌に消えていて……とても漫画もビデオも借りれませんでした。
今にして思えば、何で禄に見もしない雑誌買ってたんだろうと後悔…。
立ち読みという手を当時の私は思いつかなかったらしいです…(ガキでした…)

ただ蔵馬さんという人の記憶だけが私に残り、ずっと顔は知らないままでした。

 

<ついにお顔を!!>

そして初めてお顔を拝見したのが4回目。
幽助くんが2度目に死んで、生き返る回!
むろん再放送ですが……。

以前、コエンマさまが入魔洞窟へ入っていったシーンから、
数話しか経ってないと思われるかもしれないんですが……。
多分、その再放送が終わった後、また始まった再放送のものだと思うんです。
あれから大分経ってましたから…。
(管理人の地方、再放送多いんです)

これは最初から最後まで見ていました。
OPやEDは見なかったので、それが「幽☆遊☆白書」というアニメだとは全然知りませんでしたが。

始まった直後、1人の男に3人の少年が飛びかかっていって、一瞬でふっとばされて……。
痛そう…当時の感想それだけでした(薄情…)
何故戦っているのか、全く事情が分からなかったもんで……。

でも本当、あの時の戦闘、あんまり血が出てこなくてよかったです。
ほとんど殴る蹴るだけだったから……。
流血沙汰に発展していたら、多分幽白という存在は認められなかったと思います。
当時の管理人は、血は漫画でもドラマでも許せないという、
かなり子供っぽい性格…っていうか、完全に子供だったんで。
「名探偵コナン」のアニメで、首がふっとぶシーン見て、数日夢でうなされましたし(笑)

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でも1人だけ……「痛そう」だけではない人がいました。

銀髪に金色の瞳をした、獣耳と尾のはえた男の人。

すっごく惹かれました。

私はその頃蔵馬さんは「紅い髪」だと聞いていたので、
その人が蔵馬さんだとは全然知るよしもありませんでした(あの回は呼び合ってもいなかったし)

知らないはずなのに……。
前から知っているような錯覚を覚えました。
(まあ、存在は知ってたことになるんですけどね)

「何て漫画なんだろう?」と、わくわくしながら、
ED…というか、ラストの「次回お楽しみに!」というショットが出るの待っていました。
そこでアニメの名前が出ることを期待して!

……が、その時思わぬ邪魔が……。
階下から父の呼ぶ声。「風呂いれろー!」と……。
毎日、あのくらいの時間になったら言われてたことですが、
あの時ほど腹立ったこともありませんでした……。
しぶしぶEDも見ずに風呂洗いに……終わらせてテレビつけたら、もう終わってました…(爆)

結局、それが「幽☆遊☆白書」だとは分からないまま、終わりました…。

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余談ですが、その時に幽助くんが魔族になって生き返ると言うことを知ってしまったため、
後に漫画を見て、幽助くんが2度目に死んだ時の感想、
「あ、確かこの後生き返るんだ!」

……。

生き返ると分かってるから、全然感動しませんでした…。

そういえば幻海師範の時もそうでした。
先に生き返った回を見てしまったので……。

 

<蔵馬さんを蔵馬さんとして見たのは…>

それからまた1年くらい経った時……。

ようやく、正式に蔵馬さんを蔵馬さんと認識して、お会いしました!

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レンタルショップに置いてあった4本のビデオテープ。
「幽☆遊☆白書」と書かれた背表紙に、バッと食らいつきました。
その文字を見た瞬間、姉が言った言葉が走馬燈のように…(って、死ぬわけじゃないんだから…)

とはいえ、当時の私に4本全てのレンタル料を払う金などなく、
結局、一本だけしか借りれませんでした。

選んだのは、映画第一弾。
散々、第二弾とどちらにしようか悩みまくりましたが……。

決断したきっかけは、幽白との初めての出会いでした。
親父に怒られると頭かかえていた子供が、何故か誘拐とか何とかで……。
で、そっちを選びました(どういう理屈だ/笑)

ちなみに残りの二本は「映像白書」の「暗黒武術会上巻・下巻」だったので、
何かよく分からなかったから、やめました。

そしていざ!!
ビデオデッキに幽白を!!

……

…………

借りていた期間、ず〜〜〜〜っと繰り返してみまくってました!!(笑)

ただし、中盤辺りばっかり……もはや主人公眼中になし。
蔵馬さんの勇士ばっかり見てました(ちょっと待て)
幽助くんには本当に悪いとは思うんですが、コエンマさま助け出すシーンとか、
全〜〜部すっとばしてました(お〜い)

とにかく、かっこよくてかっこよくて!

姉から聞いていた蔵馬さん、見る前から好きだったけど、
お顔を拝見した瞬間は叫びそうになりました♪♪(いや、叫んだっけ?)

お顔は美しいし、声は綺麗だし、技も美しい……。
おまけに空中で落ちてきたぼたんさん助けたり、飛影くんと背中合わせになって戦ってたり!
でもって一瞬だけど、飛影くんの揚げ足とったのも、素敵でした♪(←どういうところに目つけてるんでしょうね)

巻き戻しやスローしまくったから、今頃あのビデオ壊れてるかも…(汗)
毎朝あれ見てから学校行ってましたね〜。
朝弱いのに、それを見るためだけに、いつもより15分早起き。
母にも「朝っぱらから見るな!」と怒鳴られました(笑)
でもまあ、遅刻したことはありませんでしたね、不思議と。

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そしてふと思ったこと……

「この声、聞いたことある?」

当時は声優さんに興味がなく、エンディングのキャストなども全く見ない子でした。
歌と画像にばっかり注目してて……。

で、思いだした真実。

「あの時の銀髪の男の人だ……」

 

<失敗談>

それからは……もう今に至るわけですが、とにかくハマりにハマりました!(笑)

ここまでハマッたアニメ…というかハマったものは、初めてでした。
これのおかげで、流血シーンも平気で見れるようになったし!
「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」見ても、うなされなくなりました(笑)

その後、正月から残しておいたお年玉はたいて、
「冥界死闘編 炎の絆」も借りよう!!……と思ったのですが、生憎レンタル中でした(泣)
ということで、よく意味が分からなかったくせに、「映像白書」の上下巻をレンタル。

でも面白かったです!!

まああれを先に見たため、ほとんどの試合の結末を先に知ってしまったわけですが…(失敗・その1)

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しかしなんと言ってもびっくりしたのが、vs裏浦島。

「銀髪の人の声が違う!?」

と言ってもまあ、いくら何でも別の人がやっているんだとは思いましたけど。

びっくりしましたね。

で、その時初めて彼が「妖狐」何だと知りました。
まだどういう経緯があったかは、分かりませんでしたが。

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で、下巻なんですが……ここで失敗・その2を(汗)

蔵馬さんの試合が見たいがために、
幻海師範vs戸愚呂弟の戦い、すっとばしてしまったんです!!(アホ)

その後は、巻き戻しもせず、ラストまで見てしまい……。
つまりEDの幻海師範が戻ってくるところを先に見てしまったわけで。

生き返るんだと分かっている以上、泣けませんでした(バカだ…思いっきりバカだ……)

 

そういえば、桑原くんが死んでなかったのも、すぐに分かっちゃったから(答えが出るまで10分弱…)、
改めて漫画で見た時、「この後殴られるな〜。ボコられるんだよな〜」としか、思わなかったです…(失敗・その3)

まあ、彼に関しては、仙水編を先に見てて、そのとき桑原くん、ちゃんといたから、
「なんか心臓辺りに刺さったけど……あの時生きてたんだから、死んでるわけないよな〜??
ま、ハッタリだよね。というかこの程度で彼が死ぬわけないよね〜」
と思って、実際そうだったから、「やっぱりそうだったか」とか思ってたのもありますが。

 

★教訓・物語は最初から順番に見ましょう★

 

↑……とか言ってる割には、こりずに物語を「ラストシーン」「後書き」から読むクセが抜けないアホだったりします(あのな……

 

<その後>

その後は、古本屋駆け回って単行本買いあさり、あっという間に全巻揃えました。

置き場所もしっかり確保。
他の漫画そっちのけで、大事に大事に保管してました〜(今もだけど)

漫画の次は、アニメ。
当時知っていたレンタルショップには、幽白はほとんど置いていなかったので、
ビデオも古本屋で探しました。
他のレンタルショップ探せばよかったんですが、生憎カードが作れない年齢だったので。
(映画などを借りたのは、母のカードで)

古本屋を訪れ、ビデオがあれば買い、CDがあれば買い……
1年分のお年玉使いきっちゃったこともありましたね。

あ、ちなみに最初に買ったビデオは9巻。
……つまり、vs爆拳が入ってる巻です…。
テレビに向かって絶叫しまくり……
「やめろ、貴様ー!!」って、私が言ってどうするって感じですが…。

vs凍矢くんの試合は、痛そうだけど2人とも好きだから、
繰り返して見てました。
後、飛影くんが怒ってたところや、幽助くん圧勝のシーンも。
ちなみにvs吏将は最後の桑原くん逆転勝ちばっかり見てました(笑)

CDは「スーパーダンスミックス」ですね。
だから私はRE−MIXバージョンを先に聞いたんで、
「氷のナイフを抱いて」原曲バージョン聞いた時、ちょっとびっくりしました。
あのCDも繰り返し聞いたな〜。
特に6.7辺りを集中的に(笑)

余談ですが、あのCDのおかげで、管理人は宅配便と宅急便の違いが分かりました。
後、別のCDで、イモリとヤモリ、預金と貯金の違いも。
幼稚園と保育園の違いは、気になって自分で調べました(笑)

そういえば、その頃から、もう少女雑誌買わなくなりました。
少女漫画から少年漫画に移行したというか。
今でも少しは見てますが、完全に少年漫画派化してしまいました〜。

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その後、ビデオ全巻置いてあるレンタルショップを見つけて、
早速母にカード作ってもらいました。
むろんカード作る代金も、私持ちでしたが。

すぐに数本まとめ借りしたけど、ほとんど1日で見てしまいました。
通しで見た後は、蔵馬さんの勇士を♪♪
「よう飽きんな」って、家族中から言われました(今も言われてますけどね〜)

そして全てのビデオ見終わった頃、
何度目かの再放送が始まったのでした……(爆)

私の苦労って一体……でもあんまり後悔してませんね。
再放送だと、予告やEDが飛ばされることあるから。
その頃から声優にもハマりだし、EDのキャストは欠かさず見るようになっていたので。

というか、蔵馬さんの勇士ならば、何度見てもいいですし〜♪

 

<おまけ・声優さんのこと>

声優さんにハマりだしたのも、この頃から。
もちろん中心は緒方恵美さんです!

以前から見ていた「魔法騎士レイアース」のエメロード姫やイーグルさん、
「セーラームーン」のはるかさんとも同じだと知ってから、ますます好きになりました♪
(エメロード姫の時は、まずびっくりしたけど)

それからは緒方さんが出ているアニメを要チェックするようにもなりました。
緒方さんが出ているからという理由で見たのは……

「仙界伝 封神演技」(普賢真人さん)
「名探偵コナン ベイカー街の亡霊」(諸星秀樹くん)
「ドラえもん のび太の太陽王伝説」(ティオ王子)
「TWIN SIGNAL」(幼少期の音井正信さん、コードさん)
「人形草紙 あやつり左近」(橘左近くん)
「カードキャプターさくら」(月さん)
「探偵学園Q」(キュウくん)
「東京ミュウミュウ」(青山くん)
「満月をさがして」(いずみ・リオくん)
「ガラスの仮面」(北島マヤちゃん)
「ハーメルンのバイオリン弾き」(サイザーさん)
「刻の大地」(ジェンドさん)
「遊戯王」(遊戯王)
「円盤皇女ワるきゅーレ」(ワルキューレさん)
「SAMURAI DEEPER KYO」(真田幸村さん)

……と、パッと思いつく限りでも、かなりあります。

特に彼女が仕事をしているという理由で見たアニメ、
「SAMURAI DEEPER KYO」は、本当知ることが出来てよかったと思いました。
アニメ放映終わった後も、漫画で見てますし。
あれいいです。歴史の勉強にもなるし。
あれ見るまで、徳川将軍の二代目の人の名前、知らなかったですし(おい)

後、OVAの「刻の大地」。
漫画で知ってて、借りるか借りないか迷ってたんですが、
ジェンドさんの声を緒方さんがされていると知り、速攻借りました(笑)

男の子っぽい女の子ということで、本当適役だな〜って思いながら、ゆっくり堪能。
今まで聞いたことがない激しいお声で、また新たな発見がありました♪

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CDもちょくちょく集め出しましたね。

最初に買ったのは、1998年のライブCD。
エンドレスで聞きまくってましたね〜。
「微笑みの爆弾」入ってて、そこばっかり聞いてたような気も…。
そういえば「残酷な天使のテーゼ」まともに聞いたのは、あのCDが初めてでした。

でもCDは幽白のと平行してだったので、結構キツかったです。
何がキツいって、お金ですが……。
お年玉はたくにしても、使い切るにしても、
お年玉のうち半額は貯金通帳送りなもので(自主的にではなく強制)

優先するなら、やっぱり幽白なので、涙をのんで諦めたこともありました…。

「何で日本はこんなに物価が高いんだー!!」

と叫んだのも、珍しくないです(まあ、今でも叫びたいけど)

……と、こんな感じです。
蔵馬さんとの出会い……いいのか悪いのかよく分かりませんが、でも大事なのは今好きなことだし!!
これからも彼のことは、大好きでい続けたいです〜♪